産業ネットワーク | Autonics 日本

産業ネットワーク

Make Industry Connected

オートメーション化の成功は、ネットワークのデバイス信頼性と効率的な通信に依存します。
自動化システム内のデバイス数が増加し、データが複雑になるにつれて、
コンポーネント間の安定した強固な接続が不可欠になります。
オートニクスは、より効率的な自動化システムを構築するために、
機器間の体系的な接続と通信のために多様な産業用通信支援製品を提供します。

産業ネットワークの利点

統合

現場全体のデータ交換
によるシステム統合

効率性

運用システムに対する
柔軟性と効率性

革新

オープンなプロトコルと
ソリューションによる
フィールドイノベーション

安定性

正確で安定した
データ伝送

信頼性

デバイスおよび
システム管理による
信頼性向上

製造業では、インダストリー4.0とスマートファクトリー化が進行し、産業ネットワーク技術の重要性が高まっています。

産業ネットワークでは、ネットワーク内をデバイスとシステムで接続することで、現場のデータ交換を可能にし、製造ラインの効率性と生産性を向上させます。

産業ネットワークは、増加する重要なデータを適時に収集し伝送するように進化しています。標準のFieldbusプロトコルから産業用イーサネットに至るまで、ネットワークテクノロジーは接続の簡略化、伝送速度やシステム内の互換性向上のために継続的に改善されています。

産業ネットワークの概要

多様なモデルの一括生産においては、早くて簡単な自動化システムが標準になります。
産業ネットワークが製造ラインに統合され、システムをより効率的に管理·運用できるように進化しています。
過去はアナログ信号を利用し入出力値を伝送しましたが、近年では、デジタル信号が重要なデータと信号をデバイス間で共有するために使用されています。
現在、産業ネットワークはフィールドバスと産業用イーサネット通信を通して実現されています。

通信インターフェイスおよびプロトコル

デバイス相互通信には、通信インターフェイスとプロトコルが一致している必要があります。通信インターフェイスは通信ポートの物理仕様を表し、プロトコルはデータ通信のための特定ルールを表します。市場では、さまざまな通信プロトコルがさまざまなアソシエーションから利用できます。

※ 次の通信プロトコルは、Autonics製品でサポートされています。

ModbusTCPは、イーサネット上で動作するTCP/IPインターフェイスを持つModbusRTUプロトコルです。ディスクリート/アナログI/O情報を転送し、マスターデバイスと監視デバイス間でデータを登録する業界標準となっています。

CC-LinkIEネットワークは、1Gbpsの超高速広帯域容量を提供し、リアルタイムのパフォーマンスを実現します。リングトポロジを使用により、シームレスで柔軟なネットワーキングが可能です。 CC-LinkIEは、CC-LinkIEControlおよびCC-LinkIEFieldを提供します。

EtherNet/IPは、Common　Industrial　Protocol（CIP：共通産業プロトコル）を標準イーサネットに適応させた産業ネットワークプロトコルです。 EtherNet/IPは、一般的なイーサネットおよびスイッチで使用できます。クラスをサポートするノードの数には制限がないため、工場内のさまざまなデバイスを1つのネットワークに接続できます。

PROFINETはTCP/IPをベースにPROFIBUSを継承したプロトコルで、適用分野によって3種類のクラスを持っています。 PROFINETは様々な現場適用経験をもとに、フィールドネットワークの中ではシステムの無重断を最も考慮したプロトコルといえます。

EtherCATは、他のフィールドネットワークに比べて非常に少ない遅延でデータを伝送できるように設計されました。このような構造は、高速な通信をしながらも定時性と信頼性をサポートすることができ、モーションコントロールに適したプロトコルとして脚光を浴びています。

ModbusTCP
CC-Link IE
EtherNet/IP
PROFINET
EtherCAT

産業用イーサネット

Industrial Ethernet

第4次産業革命の到来とIoT概念の台頭で、以前は機器·制御·情報統合のために、それぞれのネットワークを一つのネットワークで制御する必要が有りました。産業用イーサネットは、高い伝送速度・リアルタイム制御と高い互換性で産業現場に統合ネットワークを構築することができます。

ModbusRTUは、マスター/スレーブアーキテクチャから派生したオープンシリアルプロトコルです。使いやすさと信頼性から、広く受け入れられているシリアルレベルプロトコルです。 ModbusRTUは、ビル管理システム（BMS）および産業オートメーションシステム（IAS）で広く使用されています。

CC-Linkは、制御データと情報データを同時に処理できる高速フィールドネットワークです。 10Mbpsの高速通信で、最大伝送距離100m、64個のアドレスに接続が可能です。 DaisyChain構造により、ケーブルの長さが自由に変更できるため、デバイスの配線作業が軽減されます。

DeviceNetは、ControllerAreaNetworkメディアレイヤ上でCommon　Industrial　Protocolを使用し、CANを利用することで、従来のRS-485ベースのプロトコルに比べて低コストで堅牢になります。典型的なアプリケーションには、情報交換、安全装置、および大規模なI/O制御ネットワークなどが含まれます。

PROFIBUSは、Process　Automation（PA：プロセスオートメーション）や生産現場で広く使用されているオープンコミュニケーションのフィールドバスです。 PROFIBUSは、1つの通信回線で最大124台のスレーブデバイスと3台のマスターデバイスを接続できます。各デバイスは独自のネットワークアドレスを設定でき、独立した制御グループに対して最大126のアドレスをサポートします。

HART　Communication　Protocol（Highway　Addressable　Remote　Transducer）は、ハイブリッドアナログ+デジタル産業オートメーションオープンプロトコルです。従来の4~20mAアナログ計装電流ループを介して通信でき、アナログ専用ホストシステムで使用されるペアワイヤを共有します。 HART通信プロトコルは、半二重重方式で1200bpsの速度でデジタルデータを転送します。

フィールドバス

Field Bus

フィールドバスは、センサ、コントローラ及び産業用オートメーション　システムの出力データを信頼性が高くノイズに強い形式で伝送する産業用ネットワークです。デジタル方式の利点により、従来のアナログ通信に比べて大きな信号を長距離伝送することができます。フィールドデバイスまたは入出力モジュールごとに複数のケーブルを使用するのではなく、1本のネットワーク回線で使用できるため、設置が容易になります。

通信をサポートするオートニクス製品

オートニクスは、フィールドバスとイーサネットインターフェイス内の
さまざまなプロトコルに対する通信サポートを備えたさまざまな製品を提供し、
ユーザーが当社の製品を既存のシステムおよび製品と統合するための柔軟性を提供します。